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マチュピチュ

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マチュピチュは、熱帯の山岳森林の上、標高2430メートルのところに、ひっそりと隠れていました。マチュピチュのはるか下には、アマゾン川へと続くウルバンバ川が、蛇行して深い谷を削っています。マチュピチュとは、「老いたいただき」を意味します。インカ帝国は、15世紀に、アンデス山脈に沿って、現在のエクアドルからチリにかけて、南北4千キロの大帝国を築きました。そして、1532年に、あっけなくスペインに滅ぼされました。それにしても、なぜこんな山の上に、町を造ったのでしょうか。インカは文字を持たなかったので、記録が残っていません。

マチュピチュ行きの朝は早起き。ツーリスト用の日帰り列車は、クスコのサン・ペドロ駅を、朝6時に出発します。2004年12月には、ビスタドンと呼ばれる快適なディーゼルカーで、簡単な朝ごはんのサービスもありました。クスコは盆地の中なので、列車は、まず、スイッチバックで登ります。やがて、なだらかに下り始めると、万年雪をかぶった山々を遠くに望みながら、インカの昔と変わらない、トウモロコシ畑やジャガイモ畑が広がります。ちょうどジャガイモがうす紫色の花をつけていました。小さな村をいくつか過ぎると、列車は狭い急な谷を下ります。ここにもスイッチバックがありました。やがて、やや広い谷に出て、ウルバンバ川を渡り、列車はオリャンタイタンボの駅に停車します。列車はウルバンバ川の右岸を進みます。川の流れがだんだん急になり、谷も深まっていきます。インカ時代の段々畑が見え隠れして、9時45分頃、終点に着きました。

人の流れに従って歩き、待っている小型バスに乗ります。バスはウルバンバ川を渡り、つづら折の道をうなりをあげて登ると、マチュピチュの入り口に着きました。ゲートでチケットをチェックされて、水平な道を進みます。すると、目の前に、マチュピチュが大きな存在として現れます。通常のルートはそのまま遺跡の中に直進しますが、私は細いトレイルを見つけ、まっすぐ上に向かって登りました。上からマチュピチュ全体を見たかったからです。しばらく登ると、山を越えて続くインカ・トレイルと交差します。その近くの大きな岩にすわって眺めたのが、このフォトです。更に登ると、左側の段々畑や、谷底を流れるウルバンバ川が見えてきます。放し飼いにされたリャマも、のんびりと草を食んでいました。こちら側の丘の上から全体を眺めていると、すがすがしい美しさを感じます。町全体が、神に使えるためのものだった、かもしれません。

マチュピチュの旅を写真で紹介します。

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Tracked on June 14, 2005 at 08:52 PM

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